2020年7月上旬に熱海、修善寺に旅行した際の記録です。
新型コロナウィルスの感染者が増え始めたため、「混雑しているところには行かない」「話さない」「触らない」を意識して旅程を組みました。
アルコールを設置や検温など、人を迎える準備は少しづつできてきている印象でした。
すぐに安心して観光ができる状況は難しいかもしれませんが、旅行する側も気をつけながら旅行し、観光地も少しずつ元に戻っていくことを願っています。
1日目の記事はこちら。
thecorneroflife.hatenablog.com
チェックアウト時間までのんびり過ごした後に、修善寺を散歩しました。
まずは、腹ごしらえ。
朴念仁で桜海老のかき揚げと十割そば
修善寺の観光スポット、「竹林の小径」のすぐ近くにあります。
竹林を眺めながら美味しいお蕎麦がいただけます。
蕎麦豆腐
さっくりとしていて、桜海老の香りが広がります。
いくらでも食べれてしまうような美味しさです。
つなぎを使わない十割そば。
私はとろろ蕎麦にしたのでとろろ汁がついています。
とても美味しかったです!
ただ、お上品な量が私には足らず・・・。
帰りのサービスエリアでラーメンを食べてしまいました・・・。
修善寺には甘味処もあるので、お蕎麦の後に甘味も良いですね。
独鈷の湯(とっこのゆ)
修善寺のアイコン的場所。
弘法大師が掘って作ったという独鈷の湯。
伊豆最古の温泉と言われているそうです。
独鈷の湯の周りに流れているのが桂川。
今から1200年前、少年が桂川の冷たい水で病にかかった父親の背中を拭いていました。
その様子を弘法大師がご覧になり、自分が持っていた金銅製の仏具「独鈷杵」(とっこしょ)を使い、川の岩を砕いて、温泉を湧出させました。その湯で湯治した父親は元気になったいう言い伝えが残っています。
親を思う優しい気持ちと、その助けになればと温泉を掘った弘法大師の気持ちが修善寺温泉を作ったのですね。
風情のある「竹の小径」
1990年代後半に整備された竹の小径。
近くには川が流れ、涼しい川音が聞こえます。
風が吹くとサラサラとした竹の葉音が広がり、歩いているだけで気持ちが良いです。
近くには素敵な温泉旅館が沢山あるので、温泉でほてった身体を冷ましながら散歩するのも良いですね。
修禅寺とだるま石
807年に弘法大師・空海が開いた寺。
地名である修善寺とこちらのお寺の名前の修禅寺と、「ゼン」の字が異なっているのにお気づきでしょうか?
私は気がつかず、夫に言われて気がつきました。
寺の名前と町の名前とを区別する為、町の名前を「善」という文字にしたそうです。
江戸時代に奉納されたとされている、「だるま石」。
ころんとした形と達磨大師をイメージされたであろう凛々しいお顔がなんとも雰囲気があります。
遠目からも存在感を放っていました。
私たちは入らなかったのですが、敷地内にある宝物館では、弘法大師が温泉を掘るのに使ったと言われる独鈷杵が保管されているそうです。
日枝神社
鳥居から少し小高いところにある神社。
静謐な空気が流れています。
鳥居に入ってすぐ、激しい雨が降ってきました。
神社で雨に降られることを「禊(みそぎ)」といい、神様からの歓迎ととらえられているそうです。
雨に降られるとなんとなく残念で悲しい気持ちになりますが、そのような捉え方は情趣があり日本っぽくて良いなぁと思いました。
杉の木に囲まれ、神秘的な雰囲気のある神社でした。
昼過ぎの早い時間ですが、観光はここまでにし、自宅に戻ります。
今回はたっぷり温泉に入り、美術鑑賞やお参り、自然にも触れて、リフレッシュ&リラックスした旅になりました。
今回宿泊したホテル、「ホテル修善寺マリオットホテル」については別の記事にしました。