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生活まわりのモノとコト、週末を楽しむモノとコト。


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東京散歩 : 御茶ノ水 建築巡りと神保町 古本屋巡り

今回の建物探訪は「御茶ノ水」周辺。

お茶の水」って、素敵な地名だなぁと思っていました。
名前の由来を調べてみたところ、徳川二代将軍徳川秀忠がこの土地の水がお茶に適していると気に入り、
お茶をたてる水をこの土地から献上したことから由来しているとのこと。
名前の由来も風雅ですねぇ。

お茶の水は魅力的な建物が沢山あり、建物散歩にぴったり。
今回は下記の場所を巡ります。

山田守設計の聖橋

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御茶ノ水駅のホームから見える、聖橋。
1927年、山田守の設計。

山田守は日本武道館京都タワーの建築で知られるモダニズムの建築家。

聖橋は関東大震災の復興橋として建てられました。

どっしりした重厚感に曲面が加わり、彫刻的な雰囲気です。

湯島聖堂

今回は中に入らなかったのですが、合格祈願で有名な湯島聖堂

江戸時代に五代将軍徳川綱吉によって建てられた孔子を祀る場所。のちに学問を学ぶ場所になりました。
学問にゆかりがあり、学問にまつわるパワースポットになったのですね。

湯島聖堂関東大震災で施設が消失し、伊藤忠太によって再建されました。
伊藤忠太といえば築地本願寺
築地本願寺といえば、空想上の動物。

遠目からでも不思議な動物を見つけました!
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神田神社神田明神

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神田明神」という愛称で親しまれている神田神社
初めて伺いました。

御祭神は三柱。
大己貴命 (おおなむちのみこと)
少彦名命 (すくなひこなのみこと) 
平将門命 (たいらのまさかどのみこと)

730年に創建された歴史ある神社です。
平将門が亡くなった後に、平将門の首を祀る将門塚の周辺で自然災害や良くないことが起こった為、平将門の魂を慰める為に1309年に平将門も祀られるようになりました。

徳川家康関ヶ原の戦いの前にお参りし、勝利をおさめたともいわれています。勝負運のご利益がある神社としても知られています。

立派な随身
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創建1300年を記念して2018年に創建された文化交流館(EDOCCO)。
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お土産やカフェなどが入っていて、とても綺麗な施設でした

神社声援(ジンジャーエール)、黒蜜きな粉ソフトクリームなど、惹かれるメニュー。
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神田明神は甘酒が有名だそうですので、甘酒をいただきました。

甘酒は、江戸時代から続く老舗も神田明神の参道にあります。
甘酒は飲む点滴と言われてますから、休憩にもぴったりですね。

ニコライ堂(東京復活大聖堂)

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新型コロナウィルス対策として見学は休止していました。
残念ですが、外から少し眺めることに。
国の重要文化財です。

設計はロシアのミハイル・シチュールポフ。
日本の西洋建築に欠かせない、イギリスの設計士、ジョサイヤ・コンドルも少し携わったそうです。
(ジョサイヤ・コンドルは、日本の近代建築の父といわれる辰野金吾(東京駅や日本銀行を設計)など、日本の建築家を育成した人です)

ビザンチン様式の大きなドームが素敵。
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また見学できるようになったら伺いたいです。

アールデコ様式の山の上ホテル

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建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズが設計したアールデコ様式のホテル。

ヴォーリズキリスト教伝道と伝道施設の建設の為に来日。
日本に西洋建築を広めた人であり、メンソレータムを広めた実業家でもあります。
小学生の時みんな使ってたなぁ。私も愛用していました!

ヴォーリズは、戦後にマッカーサと日本政府の間に入り交渉することもあり、天皇を守ったアメリカ人としても知られています。
日本にとって大切な人ですね。

ホテル内のコーヒーパーラー「ヒルトップ」でランチ。

この可愛らしい照明!
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柱や壁面のタイルも素敵。
奥に見えるのが水出しコーヒーを作る器具。
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プレイスマットに「HILL TOP HOTEL」の文字が!
知らないと気が付かないレベル。細かいこだわりがおしゃれです。
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クラシカルなポークソテー
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12時間以上かけて作った水出しコーヒー。
滑らかでコクがあり美味しいです。
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フロアを示すサインもセンスが良い。


こちらも遊び心があって良いですねー。
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階段に施された控えめな装飾も素敵です。
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地下から階段を見上げると、幻想的な異空間が広がります。
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裏玄関のレストランを示すサインがかわいい。
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ホテル内のショップでキーホルダーと焼き菓子を購入。
焼き菓子、とても美味しかったです。

キーホルダーはデザインが良いからと夫が購入。
クラシカルでかわいい。
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文化学院のエントランス

少し歩いて文化学院へ。
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西村伊作の建築。1921年に建てられました。
2008年に閉校しましたがエントランスが当時のまま残されています。

洞窟のような入り口。
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柔らかな曲線のアーチ。関係者以外入ることはできませんが、居心地が良さそうな空間です。
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ピンクと紫のハイカラな建物 アテネフランセ 

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1913年に創業の語学専門学校。吉坂隆正の設計です。
吉坂はコルビジェのアトリエに入門して学んだ建築家。

以前こちらの建物が本で紹介されているのを見て、ずっと気になっていました。
ピンクの壁を見ていると自然と楽しい気持ちになります。
アルファベットのフォントがかわいい。
[

地下1階にパン屋さんが入っていて購入しました。
受講生以外も中に入って購入することができます。
フランスで長く経験を積んだパン職人が手がけた本格的なパン。美味しかったのでおすすめです!

神保町で古本屋巡り

神保町で古本屋を少し見て、今日のお散歩は終了です。

建築関連の本を扱う、南洋堂書店

重厚感のある壁がカッコ良い。
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沢山の本を眺めていると、「知らないことが沢山ある!」と思い、わくわくしてきます。
まだ自分の知らない「好き」を探しに、古本巡りも良いですね。

中でも、夫に連れて行ってもらった「小宮山書店」と「ボヘミアンズギルド」がとても楽しく、いつまでも滞在したくなるお店でした。
デザインやアートが好きな方におすすめです。

前回に続き、こちらの本を見て「山の上ホテル」に行きたくなり、散策に出かけました。

歩いて、食べる 東京のおいしい名建築さんぽ

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そのほかの東京散歩、建物探訪の記事はこちら。

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