10月に北海道へ!
新千歳→登別→函館→洞爺湖を巡ります。
今回は2日目の朝。
ホテルから「函館朝さんぽ」に出かけます。
朝市から、赤れんが倉庫を抜け、元町まで歩きます。
前回の「新千歳空港→千歳神社→登別→函館」の記録は下記からご覧ください。
thecorneroflife.hatenablog.com
- 沢山の海鮮がならぶ「函館朝市」
- 赤煉瓦の倉庫が美しい「金森赤レンガ倉庫」
- 坂の上から海の見える景色を眺める「八幡坂」
- 北海道最古の神社といわれる「船魂神社」
- 古い建物をそのまま生かした「茶房 菊泉(キクイズミ)」
- ハイカラな建物。「旧函館区公会堂」
- 特徴のある玄関が見どころ「旧北海道庁函館支庁庁舎」
- 和洋折衷の「旧イギリス領事館」
- 心温まるエピソードも「旧相馬家住宅」
- 2022年12月下旬までは修復工事中!「ハリストス正教会」
- 古い歴史をもつ「カトリック元町教会」
宿泊したホテルは「センチュリーマリーナ函館」。
(※宿泊記は後日掲載します。)
ホテルを出て、朝散歩に出かけます。
函館は絵になる風景が沢山。
歩いているだけでとても楽しいです!
沢山の海鮮がならぶ「函館朝市」
ホテルでたっぷり朝食を食べた後、函館朝市へ。
函館朝市は戦後の物不足の時代から、函館市民の食生活を支え続けていたそう。
今は観光客にも大人気です。
いかやいくら、蟹など、海鮮が沢山並びます。
赤煉瓦の倉庫が美しい「金森赤レンガ倉庫」
明治時代の営業倉庫跡。
現在は倉庫を生かしたショッピングモールになっています。
函館山に向かって、レンガ倉庫が並んでいます。
お土産屋やビアホールなどもあります。
海外や本州からの荷物で溢れる、明治時代の活気ある港を想像しながら歩きました。
坂の上から海の見える景色を眺める「八幡坂」
もともと函館八幡宮があったことから、八幡坂という名前になったと言われています。
(八幡宮は1878年に火災が起き、別の場所に移転しています。※この後参拝します!)
真っ直ぐに海に向かう坂。
奥に見える船や街並み、山々と合わさり、絵になります。
北海道最古の神社といわれる「船魂神社」
「船魂神社」は、北海道最古の神社と言われています。
源義経が津軽から渡航していた際に遭難しそうになり、船魂明神の加護で無事上陸したという伝説もあります。
ご祭神は
塩土老翁神(しおつつのおじ)
大綿津見神(おおわたつみのかみ)
素戔嗚尊(すさのおのみこと)
地元の方からは「ふなだまさん」と言われているそう。
船や航海の安全・開運のご利益があるとされています。
港を見下ろす神社で八幡坂からも近いので、観光の方も来られていました。
ここからは、建物の外観巡り。
函館は江戸時代の1859年、長崎や横浜と同じく国際貿易港として開港しました。
海外との貿易がはじまったことから、外国の公館や宗教施設が建ち、和洋折衷の建物も増えて異国情緒あふれる町になりました。
その様子を残す為、この元町エリアは「伝統的建物群保存地区」となっています。
古い建物をそのまま生かした「茶房 菊泉(キクイズミ)」
大正2年(1921年)に建てられた建物をそのまま生かして使っている喫茶店。
元々は酒問屋の別宅だったとのこと。
ハイカラな建物。「旧函館区公会堂」
明治40年(1907年)の大火事で集会所が消失。
函館の豪商だった相馬哲平が大金を寄付し、明治43年(1910年)に公会堂が完成。
昭和49年(1974年)に国重要文化財に指定されました。
その後、修復や耐震補強を経て現在に至ります。
左右対称の洋風建築。
独特な装飾や色使い、バルコニーもあってとてもハイカラな建物です。
函館はおしゃれな街だったんだろうなぁということがわかりますね。
長かった補修工事を経て、2021年4月から中も見学にできるようになりました。
特徴のある玄関が見どころ「旧北海道庁函館支庁庁舎」
明治42年(1909年)に建てられた洋風建築。
昭和60年(1985年)に北海道有形文化財に指定されています。
玄関に6本並ぶ柱は、古代ギリシャ建築の装飾(コリント式)を取り入れています。
木造の軽やかな建物に、この柱を配置するとはなかなか新鮮!
※現在は外観のみの見学になります。
和洋折衷の「旧イギリス領事館」
国際貿易港として開港した1859年に建てられましたが、何度も火災で焼失。
現在の建物は、大正2(1913年)に建てられたもの。
昭和54年(1979年)に函館市の有形文化財に指定されています。
白い壁に水色の窓枠。
屋根は瓦屋根!
イギリス政府が設計したそうなのですが、和との調和がとてもおもしろい。
こちらは、アフタヌーンティーが楽しめるティールーム(ヴィクトリアンローズ)があり、観光客にも人気です。
心温まるエピソードも「旧相馬家住宅」
「函館区公会堂」の再建為の多額の寄付をした、「相馬哲平」の自宅。
相馬哲平は、豪商で明治時代末期の函館の礎を築いたと言われています。
自身は質素な生活をし、商売での稼ぎの多くを公共事業や災害の復興に使ってきたという偉大な人物です。
明治40年(1907年)の大火事後、被害にあった人々の雇用の為に、自身の邸宅を建てることを決め、多くの人を雇ったそう。
その際に建てられた邸宅がこの「旧相馬家住宅」になります。
こちらの建物は重要文化財に指定されています。
多くの職人に任せたことで、一軒の住宅内に様々な趣向のある珍しい建物になったそう。
後から知ったのですが、職人の技術を生かした意匠も多く見られるようです。
次回また函館に行くことがあれば見学したい場所です!
2022年12月下旬までは修復工事中!「ハリストス正教会」
函館元町の人気の観光地。「ハリストス正教会」
(「ハリストス」とは「キリスト」のギリシャ語読みだそうです。)
残念ながら修復工事中で拝観できず・・・。
1860年に、初代ロシア領事館の付属聖堂として建立され、
明治40年(1907年)の函館大火で焼失、大正5年(1916年)再建。
昭和58年(1983年)に国の重要文化財に指定されました。
2022年12月下旬頃からは拝観できるようになるそうです。
※2021年12月現在の予定です。
古い歴史をもつ「カトリック元町教会」
最初の教会堂は1859(安政6)年創建。現在の建物は1923(大正12)年に再建されたものです。
ゴシック建築様式の尖った頭のアーチに重厚感のある外観が素敵。
横浜と長崎に建立するカトリック教会と同様に古い歴史を持つ教会です。
向かいを見ると黒々と光る瓦屋根が!
調べてみたところ、「真宗大谷派 東本願寺 函館別院」とのこと。
本堂、正門、鐘楼が重要文化財に指定されています。
私たちは外から眺めただけですが。立派な迫力ある外観だけでも見応えがありました。
和風建築と洋風建築、教会、お寺など、朝からよく歩きました!
このエリアは歩いているだけで気持ち良い。
ホテルまで帰ります。
さすがに歩き疲れたので、帰りは路線バスで。
十字街から路面電車に乗ります。
ホテルに帰った後は、少し休憩して、函館八幡宮、トラピスト教会、五稜郭を巡ります。
Part2に続きます!
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