新緑がキラキラ輝き出した時に、まれに八百屋や道の駅などで見かける「メロンコ」。
メロンコが出てくるのは初夏のうち、限られた期間。
見かけたら買ってしまう、魅了的な食材です!
メロンコ(子メロン / 摘果メロン)とは
私は「メロンコ」とよんでいたのですが、
「子メロン」、「摘果メロン」が一般的のようです。
(この後は「子メロン」に統一します。)
5年ほど前、当時良く行っていたお気に入りのご飯屋さんで、初めて知りました。
漬物はあまり好きではなかったのですが、辛子漬けを食べて、あまりの美味しさに驚いたのを覚えています。
メロンは1本の木で複数のメロンが実るそうですが、ひとつのメロンに栄養を集中させるために、他は取り除くそう。
その取り除いたものが「子メロン」です。
メロン農家が多い地域では良く見るそうですが、私は5年くらい前まで知りませんでした!
青臭さが少なく少しフルーティー。
食感も良く、さすが果物の王様ともいわれるメロンの子!
サイズが、5-7cmくらいなら、種は撮り除かず、上下をカットして、そのまま漬けることができます。
※サイズが大きくなると皮を剥いて、種を取り除いて漬ける方が良いようです。
辛子漬けの材料と作り方
子メロンの辛子漬けが好きすぎるので、いつも辛子漬けを作ります。
「子メロンの辛子漬け」の材料
材料はざっくりですが、このような感じ。
子メロン 300g
塩(塩揉み用) ひとつまみ程度
焼酎 10cc (子メロンの3-5%)
・辛子漬けのもと
塩 10g (子メロンの3-5%)
砂糖 40g(子メロンの13%-15%)
辛子パウダー 10g (子メロンの3-5%)
私は少しあっさりめが好みなので上記くらいですが、好みで増やしても良いと思います!
「子メロンの辛子漬け」の作り方
1.しっかり洗う
2.しっかりふく
メロンコには産毛が生えているので、産毛を取るような気持ちで(産毛はとれなくてもOK)しっかり洗って拭きます。
3.カットする
上下をカットして、4分割にカットします。
4.ひとつまみの塩で子メロンを少し揉む
5.辛子漬けのもとを混ぜる
6.子メロンをビニールに入れ、辛子漬けのもとを入れて軽く揉む
7.焼酎を入れてさらに軽く揉む
8.一晩冷蔵庫で寝かせる
9.水分をザルなどで切ります。
できました!
簡単!
3-5日くらいで食べ切ります。
1日目はフレッシュな感じが強めで、2日目からはどんどん浸かってさらに美味しくなります。
辛子はこちらを使っています。
ホワイトリカーでも良いけれど、飲んでも美味しい焼酎(泡盛)を使うことが多いです。
子メロンの特徴
とにかく、香りが良い!
青臭そうに見えますが、ほんのりメロンの香りがします。
歯ごたえも固すぎず、みずみずしさがあります。
メロンコは傷つきやすいこともあり、もともとメロン農家が多い地域でのみ食べられていたようです。
最近は美味しいことが知られてきたからか、見かけることが増えた気がします。
きゅうりの代わりにサラダに入れたりもできるそうなので、見かけたら試してみてくださいね。
シンプルなピクルスや中華風のピクルスにしても美味しそう!
塩麹に漬けるのも良さそうです!
いつも想像は膨らみますが、辛子漬けばかり作ってしまう。
最近は食事の時だけでなく、お茶請けとしても好んで食べています。
メロンを美味しくするために、間引かれた子メロンたち。
メロンになれなくてもこんなに美味しいなんて、君たちは素晴らしい!
この季節の素敵な贈り物です!