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日光日帰り旅行 part.1 :関東日帰り旅行 夏にオススメの観光地「日光」(輪王寺 / 日光東照宮 / 二荒三神社) ランチ(魚要のゆば蕎麦)

日光東照宮男体山華厳の滝(けごんのたき)、中禅寺湖など見どころ満載の日光。
紅葉の季節が人気ですが、暑い夏、特に奥日光は涼しくて過ごしやすく、夏の観光にもぴったりです。

今回の日帰り旅行は「日光」。
前半は日光東照宮などの日光市街、後半は奥日光と湯元温泉の旅の記録です。


「日光」といえば? (輪王寺 / 日光東照宮 / 二荒三神社を巡る)

早速、車から「神橋」が見えました。

二荒山神社から離れていますが、二荒山神社の建造物です。
神橋が見えると、日光に着いた!という気持ちになります。

日光は、奈良時代に勝道上人がお告げを受けて二荒山(男体山)を開いたことが始まり。

日光といえば、「日光東照宮」のイメージが強いですが、日光東照宮のそばには「輪王寺」「二荒山神社」が隣接しています。

廃仏毀釈の明治時代以前は、日光にある寺社群を合わせて日光山とよんでいたとのこと。

日光に訪れた明治天皇が「景観を損なわないように」とおっしゃったことで、廃仏毀釈で神社仏閣が変化する中、神仏習合が残っている場所です。


輪王寺

朝早く都内を出たので朝9時頃に到着。
いつも混雑する日光も、さすがにこの時間は空いています。
日光市営西参道第1駐車場に駐車し、まずは「輪王寺」へ。


輪王寺は766年(奈良時代)に勝道上人によって開かれました。


富士山の鬼門を封じていて、イコール、日本の鬼門を封じているとか。
責任重大!

平安時代から朝廷との縁が強く、門跡寺院(皇室や公家が代々住職を勤める寺院)で、室町時代は僧坊(お坊さんの住む場所)が500以上もありとても栄えていたそうです。

明治時代に神仏分離令が発令され、
もともと二荒山神社東照宮の間にあった場所から現在の場所に移動したそう。

三仏像(大本堂)

まずは、「三仏像」へ。

撮影不可なので写真がないのですが、大きな3体(千手観音、阿弥陀如来馬頭観音三体)の仏さまが祀られています。

相輪塔(そうりんとう)

高さ13.2メートル。
青銅製の塔です。

徳川三代将軍家光の発願で、天下泰平・国家安泰を祈って天海上人が建立したそう。
(天海上人は明智光秀と同一人物とする噂がある僧侶です。ほんとうかな・・・。)


護摩堂(おおごまどう)

平安時代に作られた「五大明王」(ごだいみょうおう)、「七福神」や「十二天」など30体がお祀りされています。
1箇所に多くの仏像がまとめて祀られている贅沢な空間です。


徳川家康をまつる「日光東照宮

日光は江戸からの鬼門になるそう。
江戸の平和を守るため、家康は自ら亡き後は日光に祀るように遺言を残したそうです。

当初は現在のように派手ではなく、
家康を敬っていた三代将軍家光によって、幕末の財力を尽くして精緻で優美な彫刻で彩られ、絢爛豪華な神社になりました。
「これでもか!」というほど、江戸時代初期の工芸技術の集まっています。


石鳥居


東照大権現」とは徳川家康が死後に朝廷から送られた名前。
黒田長政が奉納した福岡から運ばれた花崗岩でつくられています。

裏から見ると組み立てられている様子がよくわかります。


石段を登ったところが表門です。


入ると灯篭が沢山。



三神庫(さんじんこ)

馬具や装束が収められています。


3つある三神庫のうちのひとつ「上神庫」の屋根の下には、狩野探幽が下絵を描いたという象の彫刻があります。
本物の象を見たことがないままで描かれたのでなんだか不思議な生き物です。



新厩舎(しんきゅうしゃ)猿の彫刻とストーリー

猿が馬の病気を治したという故事より、馬の守り神として猿の彫刻が施されています。

猿の彫刻は8枚あり、猿の半生を人の半生に合わせて作られているそう。

①母猿が手をかざして子供の未来を見ている。


② 幼い頃は影響を受けやすい。素直に成長するには、悪いことは見ない、言わない、聞かない!


③自立に向けて1匹(孤独)になる。


④希望を持って上を見上げる青年期。
青い雲は大きな志を表しているそう。


⑤悩み、友達に励まされています。


⑥すれ違う2人・・・。いや、2匹。
恋は難しい。


⑦夫婦になりこれから共に荒波をくぐり抜けて行きます。


⑧お腹がふっくらした猿。

ここから1枚目に戻り、繰り返されます。

ストーリーを思い浮かべながら見ると、猿の彫刻がさらに愛らしく見えます。

当たり前のことが繰り返される平和な世の中。この猿の彫刻も平和な世界への願いが込められているように感じました。


陽明門(ようめいもん)

国宝の陽明門。
508体の彫刻が施されています。

龍の上には人の彫刻。

もう、なんだかすごすぎて・・・。
どこを見れば良いのか目が迷子


東西回廊


こちらも、国宝。
一枚板の透かし彫りです。
鳥や花が彫刻されています。
細かくてすごい!

どこまでも続く回廊。
「まだ終わらない!」思わず作る人の立場になってしまう。
ちなみに、223mあるそうです。


眠り猫

奥社の入り口の門に彫刻されている「眠り猫」。

「三猿」と共に人気の彫刻です
江戸時代の著名な彫刻家、左甚五郎が手かけたと言われています。

裏側には雀が2羽遊んでいる様子が彫刻されています。


表では猫が眠り、裏では雀が遊んでいる。
強いものが弱いものを虐げることのない平和への願いが込められているそうです。


坂下門


奥社への門。
江戸時代は将軍家の人しか入れなかったそう。
天井は菊の彫刻、その下には鶴の彫刻が施されています。

門の下部も花の彫刻が!


これでもか!というくらい、彫刻があちこちに施されている・・・。

奥宮

徳川家康が眠る奥宮までは石段を上がります。
207段あり、なかなかハードです!

石垣の石がかっこよいですが、重そう・・・!
階段も一枚石でできているそう。

杉の林には鳥の声が響きます。


なかなか彫りの深いお顔の狛犬

ちょっと笑ってるみたい?

徳川家康墓所

広い空間を贅沢に使っています。
こちらはさすがに派手な色彩の彫刻はなく、シンとした気配が漂っています。

また長い石段を下って戻ります。
結構登ってきたなぁ。



唐門


国宝の唐門。
門は貝殻が原料の胡粉(ごふん)で白く塗られています。
彫刻は中国の故事を題材にした彫刻家とのこと。

奥には拝殿と本殿があります。


拝殿の中は靴を脱いで見学できるのでぜひ!
(撮影は不可です。)

絢爛豪華とはこういうことを言うのですね。
細かいことはよくわからないですが、「凄い!」「細かい!」と言いながら堪能しました。


本地堂(鳴き竜)


鳴き龍で有名な本地堂。
陽明門を出て右側にあります。

龍の天井画の下で音を鳴らすと龍が答えてくれます。
その様子をガイドさんが案内してくださいました。
※撮影不可なので写真はないです・・・。


逆立ちの狛犬


この狛犬・・・・かわいい!
ぽってりした身体で頑張って逆立ちしている。


江戸から真北に位置する日光。
江戸の平和を守るため死後は日光へ。
家康は今も日本の平和を守っていると言われています。
彫刻も平和を表すものや願いを込めたものが多く、家康と家光の平和への強い思いを感じながら拝観しました。


二荒山神社


男体山(二荒山)をご神体とする神社です。
男体山の山頂には奥宮、中禅寺湖の湖畔に中宮祠があります。
日光東照宮の近くにあるこちらは本社です。

男体山の山頂にある奥宮は、中宮祠から登り、参拝することができます。(毎年登山できる期間が決められています。5月〜10月頃。登拝料がかかります。)

御祭神は
二荒山大神(ふたらやまのおおかみ)

大己貴命(おおなむちのみこと)
田心姫命(たごりひめのみこと)
味耜高彦根命 (あじすきたかひこねのみこと)


日光の名前の由来

二荒山(男体山)の「フタラ」を「ニコウ」と音読みし、「日光」という文字をあてたと言われています。
知らなかったなぁ。
日が光る日光。良い名前。


上新道(かみしんみち)

東照宮から二荒山に向かう道もパワースポットと言われているそう。


拝殿、本殿は漆塗りで彫刻などはないシンプルな作り。

日光東照宮を見た後なので、さらにシンプルに見えます。

今回参拝しませんでしたが、三代将軍徳川家光を祀る「輪王寺大猷院(りんのうじだいじょういん)」もあります。
次回は「輪王寺大猷院」や神橋から滝尾神社まで続く、「史跡探勝路(しせきたんしょうろ)」も歩いてみたいと思います。


日光でランチ 魚要(うおよう)でゆば蕎麦

日光に来たら、「ゆば」でしょう!
ランチはゆば蕎麦を食べます。

「ゆば」とは?

ゆばはもともとは中国から来たと言われています。
精進料理の食材として使われていましたが、輪王寺に皇室の方が多く訪れることで、高貴な方々向けにゆばも進化していったそうです。
日光では揚巻や松葉ゆばなどさまざまな種類にであえます。

魚要(うおよう)のゆば蕎麦


10年ほど前、日光観光した際にも伺いました。
ゆばと蕎麦の相性に感動したお店です。

ゆばのお店「ふじや」の揚巻、高野豆腐が入った長寿揚げ、ぜんまい巻きの湯葉など、変わり種の湯葉がお蕎麦に入っています。


ぜんまい巻

あ、ピントが合っていない・・・

高野豆腐巻き


揚巻


甘めに煮付けられたゆばは味が染みていて、お蕎麦との相性はぴったり!
おいしい!


日光に来た時は立ち寄りたいお店です。


この後はいろは坂を登り、奥日光へ移動します!
奥日光はさらに涼しい!
美しい自然と涼を求めて、夏に訪れたい場所です。
次回に続きます。

thecorneroflife.hatenablog.com
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