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12月 紅葉散歩 : 東京都内の紅葉スポット「皇居東御苑」散策 見ごろ&散策ルート・歩き方(二の丸雑木林 / 二の丸庭園 / 番所周辺 )

都内だとモミジを見るなら11月より12月!
12月上旬に「皇居東御苑」に紅葉散歩へお出かけしました。


皇居東御苑の(個人的)見どころや散策ルートについて記載します。
特に「二の丸雑木林」の美しさに心を奪われました・・・!

「皇居」とは。誰でも入れる「東御苑」。

皇居とは、言わずと知れた天皇がお住まいになっている場所です。
徳川幕府の城だった場所明治元年に皇居となりました。

皇居の中の「皇居東御苑」エリアは誰でも入ることができる場所です。
今日は東御苑を散策します。
※月曜日と金曜日は休園。公開時間は9時から16時までです。(時間は季節によって異なります。)


皇居東御苑 今回の紅葉散策ルート

今回は、竹橋駅から「平川門」で皇居に入り(写真の現在地の場所)、「二の丸雑木林」「二ノ丸庭園」で紅葉を楽しみ、
番所周辺を巡った後、本丸大芝生を右手に「天守台」に向かい、1周散策しました。



竹橋駅から皇居東御苑へ(皇居東御苑へのアクセス)

皇居東御苑へは、大手町駅近くの「大手門」(徒歩約5分)、竹橋駅近くの「平川門」(徒歩約5分)、「北桔橋門(きたはねばしもん)」(徒歩約5分)から入ることができます。


今回は竹橋駅から近い、平川門からスタート。


荷物チェックが終わり、いざ、皇居の中へ!

分厚い石造りの門。


沢山の金具がついていて、迫力があります。


もこもこした石垣が奥へと続いています。


よく見ると縦に線が入っている。

こちらは装飾だそうです。
運ぶのだけでも大変なのに・・・。
江戸城の粋を感じます。


12月上旬から中旬が見ごろ!紅葉が美しい「二の丸雑木林」

二の丸雑木林は1983年から3年間かけて造られた雑木林(クヌギやコナラなどの落葉樹の林)です。
昭和天皇の御発案で造られたそう。

武蔵野の雑木林を土壌ごと移し、武蔵野の雑木林を復元したと言われています。

美しく色づいた林は息をのむほどの美しさです。


雑木林は歩けるように小道がありますが、美しすぎて、小道も歩くのにも気が引ける・・・。


秋の木々たちの色づきを考えて配置したのかな?
様々な色がふわりと優しく混ざり合う雑木林でした。


ふと見上げると、紅葉のシャワー。

訪れたのは12月10日でちょうど見頃でした。

モミジの色づきを考えると、12月上旬から中旬が見頃かと思います。

品があり端正な佇まい「諏訪の茶屋」

もともと皇居内の吹上地区(一般の人は立入禁止)にあったものが移築されたそう。

派手さはないですが、洗練されたとても美しい建物です。

諏訪の茶屋の前のもみじが立派でした。

モリモリと葉が茂り色づいています。

諏訪の茶屋の近くの林も色とりどりでとても綺麗。



大都会の中の日本庭園「二の丸庭園」

諏訪の茶屋を過ぎると、二の丸庭園があります。

東京駅のすぐ近くで日本庭園を見ることができるということもあって、外国の方も多くいらっしゃいました。

昔は小堀遠州の作庭と言われる名園だったそうですが、明治以降放置されて荒廃していたそう。
1965年(昭和40年)に池泉回遊庭園として復元されました。

飛び石があります。


奥に二の丸雑木林(黄色く色づいている所)が見えます。

池の奥の雑木林、絵になります。

池に向かって歩いていると、夫が「なんだか上品な鯉がいる」と。
上品な鯉って・・・。と思いましたが、
本当に上品な鯉がいた!

尾びれと背びれが長く、どこか品がある。

上皇陛下のご発案で、日本の「ニシキゴイ」とインドネシアの「ヒレナガゴイ」を交配して生まれた「ヒレナガニシキゴイ」だそう!

紅葉が映る池の中をゆらゆらと優雅に泳いでいます。


さすが皇居・・・。
雑木林も鯉も品格が漂っている・・・。

大手門へ向かう道も神々しい。


二の丸休憩所の近くも沢山の色が溢れていました。


綺麗だなぁと上を見上げると、空をもみじが覆っています。



大手門、番所周辺

大手門から皇居に入ると、すぐに「三の丸尚蔵館」があります。

現在、新施設への移行準備をしているそうで、休館中でした。

新施設の開館は来年(令和5年)を予定しているそうです。
三の丸所蔵館といえば、伊藤若冲の「動植綵絵」、狩野永徳の「唐獅子図屏風」などを所蔵しています。
開館記念で拝めるかも?と勝手に期待!

番所の屋根の上は燃えるような紅葉。


百人番所の前に、同じ百人番所の形をした刈り込みがありました。

ユニーク!

イチョウは散ってしまったかと思いましたが、まだ葉が残っている木もありました。



本丸大芝生から天守台へ

せっかく皇居に来たので、江戸城天守台まで行きましょう!

本丸大芝生を右手に、ぐるりと歩いて向かいます。


果樹古品種園には柿がたわわに実っていました。

果樹古品種園は、江戸時代に食べられていた果樹を栽培している場所です。

奥の林の道は紅葉の道。


見上げても美しい・・・。


天守台に到着しました。

江戸城天守閣は1657年に焼失した後、天守台のみ作られて現在に至ります。

花崗岩を瀬戸内海から運んで造ったそう。
何度往復したのだろうか・・・

天守台の近くに、少し気になる建物がありました。


こちらは「桃華楽堂」というそうで、昭和天皇の皇后(香淳皇后)のご還暦祝いとして建てられた音楽堂だそうです。

淡い色のモザイクで装飾されています。


屋根はテッセンの花弁を模しているそう。

避雷針のようなものに、黄金の太陽(?)が装飾されています。
奥には大手町のビル群。

平川門から二の丸雑木林、二の丸庭園、番所周辺、天守台とぐるりと周り、紅葉を眺めながら2時間ほどゆっくり楽しみました。


皇居東御苑」紅葉散歩の感想

皇居に紅葉を見に行ったのは初めてでしたが、正直ここまで美しい場所だったとは!
特に二の丸雑木林の美しさは必見です。

東御苑は毎週水曜日と土曜日に無料ガイドがあるそうですので、次回はこちらを利用してみたいなと思いました。
私が訪問した時は、午前10:30からと午後1時20分からで、所要時間は1時間から1時間半程度と記載がありました。

11月末頃から12月上旬には乾通りの一般公開があります。
こちらも紅葉が綺麗だそうですので、紅葉散歩をするならタイミングを合わせても良さそうです。(混みそうですが・・・)

また、事前予約(もしくは当日の整理券配布)で通常は入ることができない吹上御苑」の一般参観もあるので、しっかり時間をとって皇居をじっくり楽しんでも良いですね。

https://sankan.kunaicho.go.jp/about/koukyo.html


自然が多く、季節によって異なる表情を楽しめる皇居。
東京駅から歩いてすぐの場所で豊かな自然に触れられるとても贅沢な場所です。

12月に入ると街はクリスマスモードに突入しますが、まだまだ紅葉も美しい季節です。
皇居東御苑で紅葉散歩をした後に、丸の内でクリスマスの雰囲気を楽しむのも良いですね!

他の紅葉散歩の記事はこちらから、「神宮外苑」「昭和記念公園」「光が丘公園」「石神井公園」など散策しています。
thecorneroflife.hatenablog.com
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