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東京散歩 : 東京ステーションギャラリー(ルート・ブリュック 蝶の軌跡) 、シティベーカリー 品川

東京ステーションギャラリーで開催されている、“ルート・ブリュック 蝶の軌跡”を見に出かけました。


東京丸の内駅舎


まずはこちら。
辰野金吾建築で知られる東京駅のシンボル。
辰野金吾は近代建築の父と言われ、日本銀行の建築でも知られています。

2012年の改修が終了し、今の姿になりました。
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上部のドーム部分は、戦時中に焼失し戦後の修復の際は復元されなかったそうです。
今回の改修で復元されています。

また、当初の辰野金吾の設計と同じように、2階建から3階建に戻っています。

現在は辰野金吾の当初の設計に近い形になり、修復工事というより、復元に近いのかなと思います。

1914年に創建され、これからも東京駅のシンボルとして多くの人を迎え、送りだしていくのだと思うと、どっしりとした頼もしさを感じます。
東京ステーションギャラリー内では、建築当初のレンガを見ることができます。

建物を支えていた当初の構造や戦時中のダメージもそのまま残っています。

東京ステーションギャラリー(ルート・ブリュック 蝶の軌跡)


f:id:thecorner:20190620221442j:plain ※ルート・ブリュックの案内の後ろに、少しレンガがみえますね。

-about Rut Bryk-

ルート・ブリュックは、フィンランドの陶磁器メーカー「ARABIA」(アラビア)の芸術部門(アラビア・アート・デパートメント)のメンバーとして、50年にわたって活躍しました。
様々な釉薬を巧みに使い分け、静かで優しい表情の陶板や、細かいピースを組み合わせたモザイク壁画などで知られています。

私がルート・ブリュックを知ったのは、ドイツのローゼンタール(Rosenthal )というメーカーで昔作られていた、ウィンターライゼ(WinterReise )というシリーズに出会った時です。
このシリーズは、ルートの夫でフィンランドのデザイン黄金期を支えたフィンランドを代表するデザイナー、タピオ・ヴィルカラ(Tapio Wirkkala)との共作のシリーズで、モダンなフォルムにささやかな幸福感のあるデザインがとても魅力的でした。※こちらのデザインの展示はありませんでした。

初期の陶板の作品から無数のピースを組み合わせた抽象的な作品まで、同じひとりの人間から生み出されたとは思えないような様々な作品を見ることができます。
ただ、どの作品も統一して「美しさ」や「静けさ」「自然」を感じました。
自分の個性を際立たせる作品というよりは、「自然を表現する」「素材を引き出す」というような、日本人の芸術家や作家に近い感覚の作品が多く、日本人の感性に響き、どこか親和性を感じます。
決して日本人に知られているアーティストではないですが、連日賑わっていたというのも納得です。

ワンフロアのみ、撮影ができました!
日本だと撮影ができないところが多いので、嬉しいです。

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会期終了間際の滑り込みになりましたが、間に合って良かった!

これから、下記の日程で巡回するそうですので、まだまだ見る機会がありますね!
※新潟は未定だそう。

伊丹市立美術館・伊丹市立工芸センター
2019年9月7日−10月20日

岐阜県現代陶芸美術館
2020年4月25日−7月5日

久留米市美術館
2020年7月18日−9月6日

新潟県万代島美術館
2020年10月10日−12月6日


美術館の後は、品川に用事があるので品川に移動。
シティベーカリーでランチを食べます。
東京ステーションギャラリー周辺で、美味しいパンと料理が楽しめるお店だと、ブラッスリー・ヴィロン 丸の内もおすすめです。

ザ・シティベーカリー(THE CITY BAKERY)


1990年にニューヨークで開業したベーカリーショップ。

創業者のモーリー・ルービンは、元テレビ局のプロデューサー。1986年にフランスでペストリー教室に参加したことがきっかけでパンの虜になり、起業したそうです。

私はここのプレッツェルクロワッサンとコーンブレッドが大好きです。
そして、品川に行く時はレストランをよく使います。

他にもいろいろメニューがあるのに、いつもローストチキンを頼んでしまう・・・。
f:id:thecorner:20190620221511j:plain パンはもちろんですが、野菜料理も美味しいです。

店舗数が少しずつ増えているシティ・ベーカリーですが、2019年6月17日に赤坂のアークヒルズ新しくにオープンするそうです。

「ザ シティ ベーカリー ブラッスリー ルービン(THE CITY BAKERY BRASSERIE RUBIN)」という、ニューヨークで展開している多国籍の料理をいただけるレストランもできるそう!

こちらも、いつか行ってみたいと思います。

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