4月上旬。入学式に入社式。職場の異動もこの時期多いですね。
新生活を応援するように咲き、散っていく桜。
今回は「桜の花散歩」について記載します。
穏やかに流れる川と桜の景色を眺めに、石神井川に出かけました。
- 日本で古くから愛されてきた「桜」
- 東京で川沿いの桜並木を楽しむ。個人的な穴場スポット「石神井川」(練馬高野台駅から石神井公園まで)
- 志村ふくみ氏のエッセイ集「一色一生」。桜が咲く前の「桜の木」に思いを馳せる
日本で古くから愛されてきた「桜」
バラ科サクラ属
古くから日本の春を彩る花。
開花期間が短く、3月から4月にかけては日本列島の桜の開花を示す「桜前線」という言葉もあります。
もうすぐ桜が開花すると思うと、うきうきした気持ちになるのは私だけでは無いはず。
「さくら」といえば、このピンクの桜を思い浮かべます。
白い花びらの桜は少し早く咲く印象です。
若葉との色合いが爽やか。
沢山の桜が咲き、遠くから見るとまるで大木の桜のように見える。
東京で川沿いの桜並木を楽しむ。個人的な穴場スポット「石神井川」(練馬高野台駅から石神井公園まで)
東京の桜の人気スポットは「千鳥ヶ淵」、「上野公園」、「隅田川」、「目黒川」など、多くの桜の名所があります。
多くの場所で美しい桜を見ることができるので、お気に入りの場所がある方も多いのではないでしょうか。
あまり知られていないのですが、個人的に桜の名所だと思っている、「石神井川沿い」。
石神井川沿いは桜並木が多く、特に「中板橋」周辺が有名ですが、今回は西武池袋線「練馬高野台」から石神井公園まで散歩します。
昼過ぎまで予定があったので夕方になってしまいましたが、花見散歩に行きました。
桜の満開時期は短いので見逃せない・・・!
西武池袋線「練馬高野台」で下車し、川沿いを歩きながら「石神井公園」に向かうルートです。
人も比較的少なく遊歩道があるので、ゆっくり花を眺めたり、写真を撮ったりしながら過ごしました。
混雑が苦手な方にもおすすめの場所です。
石神井川の両側に桜並木があります。
夕日に照らされる桜。
橋から桜を眺めると、川を覆い隠すように桜が咲いてる場所もあります。
ゆったり流れる川と桜の景色に癒されます。
川沿いの桜並木は目黒川の桜が大変人気ですが、混雑は避けられない・・・。
少し都心から距離がありますが、同じように川と桜の景色を楽しめます。
そして、こちらの川の水はとても綺麗!
野鳥にも沢山出あえます。
川沿いの爽やかな風が吹く中、小鳥たちの声を聞きながらの花見は最高です。
ゆっくり桜を眺めながら散歩し、石神井公園に着いたら日が暮れていました。
特にライトアップはされていないのでやや暗いですが、しっとりした雰囲気の中、桜を眺めました。
夜の暗闇に浮かび上がる桜の花は、太陽の下で見るよりも華やかに見えます。
志村ふくみ氏のエッセイ集「一色一生」。桜が咲く前の「桜の木」に思いを馳せる
志村ふくみ氏は草木染めの染色家で人間国宝。
染織家ですが、著書も複数あり文章がとても魅力的なのです。
著書「一色一生」の中で、まだ寒い時期、桜の木の皮を剥いで色をとると美しいピンク色になるという話があります。
まだ寒い中、これからいっせいにピンクの美しい花を咲かせようと、桜の木全体が開花に向けてエネルギーを溜め込んだその色が出てくるとのこと。
咲いた後の桜の枝や樹からはもうその色素がなくなっているといいます。
また、桜の花びらで染めてもピンクにはならないそう。
私達が目にする桜の色は、年間のうちほんの少しの時間ですが、寒い冬の間、目に見えなくても木の中では美しく咲く準備をしているのだと思うと、桜の花に対する愛おしい気持ちが増してきます。
きっと他の花も同じように、生き生きと花開くために準備し咲き誇るのだと感じました。
また急に暖かくなり沢山の花が咲き始めました。
それぞれの植物が花を咲かせるのは1年のうちの少しの間。
美しい花の姿を暖かな陽気のもとで楽しみましょう!
今は八重桜が満開です!
季節は異なりますが、石神井公園散歩の記事はこちらから。
個人的に東京の「雲場池」(軽井沢にある美しい池)だと思っている、大好きな公園です。
thecorneroflife.hatenablog.com
他の花散歩の記事はこちらから。