母親がこんぴらさん(金刀比羅宮)に行きたいとのことで、母と妹と甥っ子姪っ子たちと香川へ。
金毘羅宮にお参りした後、夫と2人で高松観光します。
part1の記事はこちらから。
thecorneroflife.hatenablog.com
3日目
丹下健三建築の「旧香川県立体育館」
丹下健三建築の体育館。
現在は残念ながら耐震の関係で使われていません。
大きな船のような形の建物で、ダイナミック。迫力があります。
(旧)代々木国立競技場の建築で"吊り構造"を使えないか考えていた丹下健三に、当時の香川県知事が香川で小規模なものを作ることを提案して作られた体育館だそうです。
この建築がなかったら旧代々木国立競技場はなかったかもしれません。
現在は立ち入り禁止になっていて、近くで見ることはできません。
できるならば建築遺産として取り壊しにならないことを願いますが・・・・今後どうなるか気になります。
丹下健三の建築が好きな方はお早めに!
ジョージナカシマ記念館
インテリアデザイナーのジョージナカシマの家具が展示してある記念館。
ジョージナカシマはアメリカで生まれた日系人で、帝国ホテルの設計でも知られるフランクロイドライトの元で働いていました。
途中、全て自分で完成させられる家具制作に魅かれて家具の道に入ります。
彫刻家の流政之の誘いで高松に訪れ、古くから伝承されてきた民具を新しい形で再生しようとする讃岐民具連の活動に加わります。
この記念館では、ジョージナカシマが手掛けた家具を初期のものを含め沢山見ることができます。
展示の中には、アメリカのロックフェラー邸の写真(吉村順三が設計、家具をジョージナカシマが手掛けた)や、ロックフェラー邸で使われている家具の展示などもあり、見応えがあります。
記念館の担当の方に説明いただき、ジョージナカシマの家具のことだけではなく、海外での評価やものづくりに対する思いにも触れることができました。
記念館にはジョージナカシマの家具が配置されたカフェがあり、実際に座ることもがきます。
彼の代表作「コノイドチェア」はやっぱり座りやすい!
四国村
四国各地から古い民家などを集め、移築・復元した博物館。
安藤忠雄が建築した四国村ギャラリーもあります。
・かずら橋
徳島県祖谷の吊り橋「かずら橋」を復元。
一歩一歩足を進める度に揺れて、スリル満点!
醤油を作る小屋
道具好きにはたまらない。。。
その他、沢山の古い建物が配置されています。
・四国村ギャラリー
伺った時はルノアールやマティス、ラスター彩の陶器、仏像などが展示されていました。
建築は他の安藤忠雄建築の「大山崎美術館の地中館」と「淡路夢舞台」を合わせたよう。
仏生山温泉
旅の疲れを癒すのは・・・やっぱり温泉!
四国村で冷えた体を温めましょう。
モダンな建物の中には、温泉が!
全ての浴槽が掛け流しという贅沢な温泉。
泉質は「ナトリウム炭酸水素塩・塩化物泉」とのこと。
ぬめりのあるやわらかな泉質で癒されました。
高松空港で〆(しめ)うどん!
今回も充実した旅でした。
以前伺ったことがあり今回訪問しなかったのですが、デザイン&アート好きなら、「イサム・ノグチ庭園美術館」や「丸亀市猪熊弦一郎現代美術館」、「東山魁夷せとうち美術館」もおすすめです。
アート島として人気の高い「直島」も外せないですね!
次回は、「流政之美術館」も行ってみたいな。
今回宿泊した宿はこちら。
1日目の記事はこちら。